ハラスメントを受けてしまったときの対処法


「セクハラ・パワハラ」にあってしまったときに」。
その対処法をご紹介したいと思います。

最近では社労士やNPOのサイトなど、士業の専門サイトでも役立つ情報がたくさん載っていますので、それらと平行して参考にしてください。

 

①    上の人間にはひとまず相談しておく。
上司・先生などというのは、たいてい信用できない人物が多いものですが、あくまで「上の者に相談した」という事実が大事です。
相談したのに改善しないのであれば、それは対処しなかった会社・学校など組織側の責任になるからです。
わたしも在職中、環境改善の提案書を提出していますし、「○○さんのことで後ほどご相談させてください」と、上司にメールを送るなどして、要所要所で足跡を残していました。

 

②    セクハラ・パワハラ・いじめの事実を、詳細にメモしたり日記に残したりする。
ICレコーダーで会話を録音できればベストです。
最近では1万円前後で、ペン型のレコーダーも売っていますので、気づかれずに録音するには、そのようなアイテムを利用するのもよいでしょう。
録音ができない場合は、ハラスメントの内容を、日付、時間、人物、場所など詳しくメモしておきます。状況と記憶のリンクになりますから、仕事の手帳などにメモすると有効です。
すでに過ぎたことで、日付が曖昧なら、それもその通りに書いておく。(「おそらく○日の出来事、△日に記載…」など)。文字にすることで記憶が固定され、後で思い出しやすくなります。

アドバイスとしては、だんぜん、手書きをおススメします。手書きというのは、訴訟や公的機関では意外なほど信用性が高いです。あなたが思っている以上に、後に証拠として生きてくるはずです。

気をつけたいのは、嘘は書かないこと。じつは後で聞き取り調査などされたとき、事実がブレるのが一番マズイのです。言っていることがその都度違うと、こちらの信用を失います。

 

③    信頼できる知人に出来事をメールしたり、ブログにアップしたり、あるいはセクハラ・パワハラの相談窓口があったら、そこにメール・FAX・電話などしておく。
相談窓口は、第三者機関の窓口が望ましいです。小さい会社の直結窓口だと、もみ消される恐れもありますから。電話したら、もちろん自分の名前を言い、相談に応じた担当者の名前を聞き、相談時間とともにメモしておきましょう。私もこれをしていたため、後で証拠になりました。

 

④    ちょっとしたことでも警察に届けておく。
面倒ですし勇気がいることですが、名前や住所を告げる限り、電話でもだいじょうぶなのでやっておくとよいでしょう。いざというとき記録があると、優位になるはずです。私も後になってから、「このときすぐにやっておけばよかった」と後悔しました。

たとえば私の場合は、先輩お局に腕を引っ張られて、人気のない狭いスペースに引きずっていかれ、ヒステリックにわめき散らされたのですが、そのとき腕に傷などできていなかったので、警察に届けませんでした。
その直後に上司に報告はしましたが、後で考えると「強要罪」や「暴行罪」や「監禁罪」なども考慮し得たので、すぐに警察に電話しておくべきでした。


⑤    体調不良で薬を飲んだら、その記録もとっておく。
私の場合は睡眠に障害が出て勤務がつらくなったので、アメリカの知人に頼み、ドラッグストアでメラトニンを購入してもらいました。
知人から渡された購入レシートを捨てずに、後で証拠として提出しました。


⑥    体調不良でつらかったら、さっさと医者にいくのもよい。
私の場合は心療内科に通うということに抵抗があったため、なるべくサプリメントで対処しようとしました。
しかしやはり処方薬は優秀で、薬の効き目が断然違いますし、「パワハラ・セクハラが原因で調子が悪い」ということを医療機関に認知しておいてもらうことで、後に証拠にもなります。
とはいえ無神経な医師も多く、傷口に塩を塗りこまれることも少なくないので、紹介や口コミで評判のよいクリニックに通いましょう。

 

労災申請するか、あっせんにするか、訴訟にするか、訴訟まではしなくとも調停にするか、それとも少額訴訟にするか、ADRにするか……など、その後の決定についてはゆっくり考えるとよいでしょう。

とにかく証拠を万全にすることで、安心して方向性を決めることが出来るのです。