「神戸屋」の胸のラインが強調されたセクハラ制服に質問し、回答をいただきました

時代に逆行する光景として、違和感を覚えます。

股間の大きさが露わになるぴっちりとしたタイツ制服を見て、男性ご自身がどのような感情を抱かれるか、ということだと思いますが。

LGBT差別には激高する男性も、女性差別には極めて寛容……というのは、日本の専売特許でございますね。どちらの差別も許されません。

 

【神戸屋グループ様に質問した内容】
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御社のベーカリーもレストランも、いつも利用させていただいております。

このたびは御社で採用しております制服につき、ご連絡差し上げました。

以前から感じていたことですが、御社の女性スタッフが着用しているエプロンタイプの制服は、不自然に女性の胸が強調される造りとなっており、まるで性サービスの店のようで、店舗を利用するたび、同じ女性として長年不快感を覚えてきました。

対等なワーカーであるはずの女性を「性的シンボル」として扱う制服を強要することは、セクシュアルハラスメントに該当します。雇用の現場において、女性スタッフを「華」とみなし軽んじる性差別は、顧客が不愉快であるばかりでなく、子供達の教育・生育環境としても不適切です。誤った性的役割分担意識を、潜在的に日常風景として植え付けることで、成長過程における子供達の男女平等意識にも悪影響を与えるのではないかと、危惧しております。

 

ちなみに、制服の問題が一般企業でどのように扱われているかご説明させてください。

男女雇用機会均等法6条では、労働者に性別を理由として、差別的取り扱いが禁止される福利厚生の措置は、住宅貸付金のほかは、「厚生労働省令で定める事項」に限られています。その中に制服を支給することは含まれていないため、現在はこの件につき、グレーゾーンのまま、女子社員のみに制服を支給することが黙認されているのです。

しかし一般的に、均等法第6条の趣旨に照らせば、女性に対してのみ制服を支給することに、合理的な理由は認められません。厚生労働省の雇用均等のパンフレットでも、制服については「男女とも支給しない、あるいは男女とも希望者に支給する」など、大杼で同一の扱いをすることが望ましいと謳われているのです。

 

このように、普通の制服ですら問題視される現代の社会風潮の中、胸のラインが強調される御社のエプロンタイプの制服は、やはり常連としては疑問視するところです。なぜならこのような「衣装」は業務遂行上の必要性もなければ、仕事能力とも何ら関連性がないからです。それは性別役割分担意識にもとづく不合理な差別であり、人格権の侵害にほかなりません。

たしかに「私服が汚れないから便利」という意見もあるでしょう。しかしそれならばパンツスーツの制服を作り、スカート(キュロット)との自由選択にし、男性社員にも同様に支給し、揃いの制服着用を義務づけるべきではないでしょうか。もし制服に「企業アピール」や「連帯感」の意味も含まれるのだとしたら、よけいに男性社員も同様の制服を着用すべきではないかと考えます。

 

日本は国連加盟国であり、持続可能な開発目標(SDGs)の加盟国です。SDGsはその目標に「ジェンダー平等を実現しよう」が掲げられているのですが、それにも関わらず日本のジェンダーギャップ指数は、144カ国中114位(2017年)と毎年最低レベルをキープしているというのは、こういった社会意識の不変や、企業の努力不足に起因するところが大きいと感じています。企業の取り組みを通して女性尊厳軽視の環境を是正していくことが、世界水準に追いつく突破口になると考える次第です。

ちなみに私は、新宿西口地下の店舗でもよく御社のパンを購入しますが、そこではチェックのエプロン姿ではなく、女性スタッフも清潔感のある白いパンツスタイル(?)の制服だったと記憶しております。記憶違いでしたら大変恐縮ですが、そのようなスタイルに全店で男女統一するのは、果たして難しいことなのでしょうか。

 

東京オリンピックも目前に迫りました。ぜひ男女平等推進国家として恥ずかしくないような店舗環境を提供してくださいますよう、一顧客として切にお願い申し上げます。

上記斟酌のうえ、よろしければ、このたびのわたくしの利用者意見がどのように処理され、今後生かされるのか等、ご教示いただけましたら幸いです。

誠に恐縮ではございますが、一度、10月1日(月)までに進捗状況をご返信いただけますでしょうか。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

【神戸屋レストラン様からのご回答】
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有馬様

この度は弊社女性ユニフォームに対して貴重なご意見をいただきありがとうございます。

弊社女性ユニフォームに関しましては、1987年よりベーカリーレストランにて採用しております。
パンに似合うお料理を追い求める過程で「全てをパンに合わせる」の考え方を取り入れ、
より本物志向、より伝統的な視点から、パンの本場であるヨーロピアン・スタイルをお客様にイメージして頂き、
その雰囲気も含めお客様に私どもの食事を楽しんでいただくというコンセプトでデザイン致しました。

おかげ様で約30年間、多くのお客様には弊社のコンセプト=神戸屋レストランという御認識をいただきご愛顧頂いてまいりました。

一方で今回のご指摘は心から御礼申し上げます。
そのユニフォームが大切なお客様に不快感を与えているという、私どもとしては大変不本意なご指摘であるとともに、
ユニフォームを含め改めてお客様に喜んでいただく店舗づくりを考えさせる内容でございます。

貴重かつ重要なご意見・ご指摘と考え、今後の店舗づくりに役立てて参ります。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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株式会社神戸屋レストラン
関西事業部 〇〇△
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