神戸屋のセクハラ制服につき再質問し、再回答をいただきました


株式会社神戸屋レストラン
関西事業部  成松 登 様
 
東京都在住の有馬珠子と申します。 
先日は御社女性スタッフの制服問題につきご連絡をいただきまして、ありがとうございました。
成松様より頂戴しましたご回答を拝見し、改めてメールをお送りさせていただいております。
 
 
>弊社女性ユニフォームに関しましては、1987年よりベーカリーレストランにて採用しております。
パンに似合うお料理を追い求める過程で「全てをパンに合わせる」の考え方を取り入れ、より本物志向、より伝統的な視点から、
パンの本場であるヨーロピアン・スタイルをお客様にイメージして頂き、その雰囲気も含めお客様に私どもの食事を楽しんでいただくというコンセプトでデザイン致しました。 

>おかげ様で約30年間、多くのお客様には弊社のコンセプト=神戸屋レストランという御認識をいただきご愛顧頂いてまいりました。

「1987年より」ということですが、1985年に男女雇用機会均等法が制定され、その後、複数回の改正も行われております。
一度目の改正は1997年ですが、その中でセクシュアルハラスメント防止配慮義務が新設され、2006年には二度目の改正として、セクシュアルハラスメント防止の措置義務化が事業主に義務づけられました。
 
その後2013年の省令等改正(事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針 平成十八年厚生労働省告示第六百十五号)におきましては、セクシュアルハラスメントの予防・事後対応徹底のためのセクハラ指針の見直しが設けられ、セクシュアルハラスメントの内容、および性別役割分担意識に基づく言動がセクシュアルハラスメントの原因と背景となりうることを周知・啓発することが義務づけられました。
 
1987年より30年間」、女性の胸が不自然に強調された、独特のユニフォームを変化させていないという事実は、上記一連の法律の推移に対する対応が、我が国で事業を展開する法人として極めて不十分であり、性別役割分担意識に基づくユニフォームの強要がセクシュアルハラスメントに該当するという事実内容や、そのことがセクシュアルハラスメントの原因や背景となりうることも、内外共に周知・啓発されておらず、就業環境の改善に着手せず、予防・事後対応の徹底にも遅れを取っているようにお見受けいたしますが、実際にはどのような対応をとられているのでしょうか。
 
時代は確実に変化しております。
もはや貴店を訪れます顧客は従来通りの価値観にはなじまず、男性視点で提供される、女性「性」を商品化する性差別的な経営に違和感を抱き、その性差別的な雇用環境を継続し、是正を怠る店舗や商品には、利用者として不快感情をおぼえる、というのが長年御社を愛顧しておりますわたくしの正直な感想です。
 
なお、「神戸屋」「制服」「胸」で検索なさってみてください。
世間の視点が、御社の制服を着用した女性スタッフをどのような対象として見ているのか、おわかりいただけることと存じます。

貴店の大切な女性スタッフ達が、「乳袋」「おっぱい」「エロ」と揶揄されている現実をご覧いただけます。

御社女性スタッフの尊厳が損なわれ、性的に揶揄・軽視されているという現状を直視なさり、遵法精神に基づいたご配慮をいただくことを希望します。

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(複数のURL情報を提供)
※(過激な内容が多く含まれますのでリンクは控えさせていただきました。確認したい方は自己責任で、ワード検索なさってください)

 

それでも、女性蔑視に対するご理解がむずかしいというお考えでしたら、たとえば、股間の形や大きさが露わになる、ピッチリとしたタイツパンツ制服を、男性役員様を筆頭に、男性職員に着用を義務づけてみてはいかがでしょうか。

「性的物体」とみなされ、ネット上で揶揄される環境のなか、果たして男性が萎縮せずに、生き生きと尊厳を保ちながら働けるのか。ワーカーの人権を尊重する、やりがいのある職場であり、企業だと思えるのか。

股間を強調したタイツ制服を、男性管理職様や男性スタッフ達に義務づけてみることで、顧客や従業員内から新たな声が発せられ、就業に際して「性的存在」として扱われることがどのような精神的苦痛となり弊害となるのか、その違和感や不自然さを知り、女性の萎縮感覚を共感することができ、ひいては意識改革につながるかとも思うのですが、この提案につきましてはいかがでしょうか。

 
 
>一方で今回のご指摘は心から御礼申し上げます。
そのユニフォームが大切なお客様に不快感を与えているという、私どもとしては大変不本意なご指摘であるとともに、ユニフォームを含め改めてお客様に喜んでいただく店舗づくりを考えさせる内容でございます。
>貴重かつ重要なご意見・ご指摘と考え、今後の店舗づくりに役立てて参ります。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 
このたびはわたくしの意見をお汲みいただき、今後の店舗づくりに役立てていただけるということで、大変ありがたく拝見致しました。
是非、このたび紹介いたしましたURL情報、また男女雇用機会均等法・省令の変遷・提案をご覧いただき、そのうえで御社のユニフォームがどのように変化されるのか、今後の改善、また、その具体的な時期の目安をお聞かせいただけましたら幸いです。
なお今後も、もし現在の制服を採用するとしたら、その合理的な根拠もお聞かせいただけましたら幸いです。
 
企業は女性スタッフの安全性や尊厳を保護するための措置を講じ、性的侵略(ハラスメント)視点から保護するのが使用者としての当然の義務であります。
わたくしは、一顧客としての私的な不快感情のみならず、同じ女性として、御社の女性スタッフの安全性や尊厳、メンタルヘルスについても大変心配しております。
 

なお、貴社の制服問題につきましては、前回、意見内容を発信したところ、広くアクセスいただき、セクシュアルハラスメントに対する、世間の関心の高さがうかがえました。

私の業務パートナーである社会保険労務士や新聞社の記者である知人にもアドバイスを頂いています。

今後の経過につきましても、わたくしの所属する公益財団法人21世紀職業財団ハラスメント防止コンサルタント内で情報共有させていただくと共に、頂戴いたしました回答も公開し、今後の勉強材料として、複数の団体様と共有させていただきいと考えております。

お手数ではございますが、平成31年2月16日(土)までに進捗をご返信いただけましたら幸いです。
誰もが安心して訪れることのできる、男女平等意識の浸透した店舗に改善してくださいますよう、神戸屋を長年利用し、今後も利用することを望む一顧客として、切にお願い申し上げます。
  
—– Original Message —–
公益財団法人21世紀職業財団ハラスメント防止コンサルタント

有馬 珠子

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【神戸屋様よりいただきました再回答】
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有馬様

平素は格別のご愛顧を賜りありがとうございます。
またこの度は弊社ホームページをご利用頂き、貴重なご意見を頂き重ねて御礼申し上げます。

有馬様より頂戴しました、弊社女性ユニフォームに関するご意見につきましては、
平成30年9月25日付けのメールにてご回答を差し上げたとおりでございますので,
これ以上の回答は致しかねます。

今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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株式会社神戸屋レストラン
関西事業部  成松 登
℡   06-6321-7221
ファックス 06-6329-1251
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わたくしとしては、具体的な解決案と時期をお聞かせいただけず、大変残念です。
相当期間経過後もなお改善に着手されていらっしゃらないようでしたら、別の角度からのアプローチも検討してみるつもりです。

神戸屋ベーカリーさんといえば、15年居住した最寄り駅の駅ビルにテナント入店されていたので、15年間、それこそ毎日のように購入していました。
ミートパイを売っているベーカリーが他にあまりないので、私はミートパイ・ハードユーザーでした。また、アップルパイや季節のフルーツパイをホールで買って、オーブンで焼き直して一人食いするのも大好きでした。
パイをホールで買うとウキウキしますね。15年間で何枚のパイを食べたことやら……。

また、行きつけのデンタルクリニックの最寄り駅には神戸屋レストランがあり、そちらも頻繁に利用していました。

しかし残念ですが、現状の女性差別環境を是正してくださるまで、私は今後の購入を控えることにしました。
同じように神戸屋のセクハラ制服に違和感を覚える方がいらっしゃいましたら、このような形で密やかに消費者の主張をしていくことも、ひとつの声かと思います。

「女性というのは男性の性娯楽のために、軽く、自由に扱ってもよい存在。『性の旨み』を貪るのが当然の日本社会」

まずはこの集合意識のベースを変えていくことが必要です。
ここのベースが一定数変化すると「百匹目の猿現象」が発生し、現在の女性蔑視社会からジェンダー平等社会へと、新時代の倫理が自ずと伝播し、集合意識水準がアップする様をご覧いただけるでしょう。

(写真はイメージです)