平和な国のパスタ


アーネスト・ヘミングウェイの小説、『武器よさらば』の中には、
戦争中の食事としてパスタが出てくる。
正確には、パスタではなく「冷たいマカロニ」。

煉瓦工場で敵の爆撃を受けながら、白チーズを抱いて逃げる主人公。
ようやく合流した少佐や仲間たちと、ひとつの皿から白チーズ入りマカロニを食する。
白チーズを抱いて逃げるというところが外国っぽい。
日本ならば糠床だろうか?いや、やはり米と味噌か。白チーズに代わる日本食がなかなか思いつかない。

合流した皆は、戦場で4分の1ポンドの白チーズをナイフで削り、冷たいマカロニに散らして食べていた。水筒に入った酸っぱい赤ワインを飲みながら。

ワインは美味しくなかったらしいが、それにしても戦争真っ只中にしては結構優雅な食事だな、と思った。
これでホットミールなら、休日のブランチでもいけそうではないか。
ゆでた熱々のマカロニにオリーブオイルとバターとクリームを絡め、塩胡椒して、24ヶ月熟成のコンテチーズをナイフで削って散らし、パセリでもふったらもう最高。

しかし私が作る今回のパスタはトマト味だ。
「旬トマトとやりいかのパスタ」。鷹の爪やバルサミコ、ハーブも使用するので、おそらく戦争中には品薄のひと皿だろう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA旬のトマトを大人買い

やりいかは輪に切って塩水で洗い、水気を取ってから下味をつける。
以前は肉や魚の下味に、オレンジの花から取れたオレンジはちみつを使っていたが、最近のお気に入りは「ゆずのコンフィチュール」。
要するに、ゆず茶用のゆずのジャムである。
素直なオレンジとは少し異なるビターな風味が格上で、後々まで良い香りが引く。
柑橘系特有の爽やかな風味が、トマトの酸味とよく合う

OLYMPUS DIGITAL CAMERA適当に混ぜて下味をつける

今回はゆずジャムと一緒に、魚介の生臭さを消すためのハーブも混ぜる。ディルウィードは肉料理にも魚料理にも合うので、好んで使うハーブのひとつ。
にんにく、オリーブオイル、鷹の爪、旬トマト、やりいか、事前に乾煎りしたきのこをフライパンで炒める。

一応パスタ料理で忘れてはならない3大原則を記載しておこう。
①にんにくと鷹の爪とオリーブオイルは、弱火でじっくりいため、香りを引き出す
②パスタをゆでるときはたっぷりのお湯とけっこう多目の塩で
③もちろんアルデンテ

ここで味付けのご紹介。
赤ワイン、コンソメ、バルサミコ、、マジックソルト、ホワイトペパー投入。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA完成です。バターガーリックブレッドを添えて

OLYMPUS DIGITAL CAMERAちょっと引いた画像も

パスタはアレンジがカンタンなので、何十種類も作れる。
ゴルゴンゾーラソースの手打ちパスタも絶品。近日公開予定。

先日山男の友人が、「頂上で食べるおにぎりとから揚げと卵焼き、そして沸かしたての湯で淹れた、ドリップ珈琲の美味しさのために登っているのだ」と、熱く語っていた。
特別な環境で食べる食事は、やはり一味違うらしい。
戦場で食べる食事の味は経験がないが、できれば誰にも一生知らずに、いてほしい。

美味しい食事は、平和な環境で食べるからなおさら美味しいのだ。
集団的自衛権に、未だくすぶっている私である。

 

 

 

(有馬珠子のあめぶろ)
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