セクハラ疑惑の残るグレー診療は、管轄の保健所と警察に連絡しておくことで補強材料になる

■医学生や医師による性犯罪

医学生による女性暴行事件や診療室でのセクハラニュース記事が後を絶ちません。その数の多さはちょっと異常なほどです。日本人のモラルや倫理はどうしてしまったのだろうかと、本当に背筋が寒くなります。

 

女性患者の胸を舐めたのか……「手術後わいせつ事件」無罪報道が伝えない不可解な事実:(文春オンライン)

昭和大学病院医師 2人再逮捕、20代女性を酔わせ性的暴行:(Yahoo!ニュース)

患者にキスした疑いで71歳の歯科医師を逮捕 治療中「目は覆われているのか」も話題に:(ニュースサイトしらべえ)

健診中、女性4人の胸触った疑い 前橋の47歳医師を逮捕:(産経ニュース)

 

上記は最近ニュースで流れた、ほんの一部の記事です。なかには無罪判決が出た事件もありますが、その事件に関するいくつかの記事を読んだ私の感触としては、「クロだな」というのが本音です。しかし真実は闇の中です。嫌な話になりますが、こうなると「男性医師」という存在を最初から信用しないほうがよいということになってきます。

批判も承知であえて提言しますが、よほど昔から人となりをご存じで、親しくて信頼のおけるかかりつけの男性医師でない限り、女性患者はできるだけ女性医師を選択したほうがよいと思います。

なぜならあかるみにされていない被害を、私もたくさん知っているからです。

 

■世の中にあふれているドクターセクハラ

私が具体的に知っている事例です。たとえばある女性は、メンタル疾患で訪れたにもかかわらず、男性医師から強引に内科診療をされたそうです。疑念を抱きながらも、促されて少しだけ服をめくったところ、「ほら、もっとサービスして」と無理矢理胸まで服をめくりあげられました。また別の事例では、腕を引っ張られて、男性医師のひざに強引に座らされた女性患者もいます。

タレントの小倉優子さんは、診療の際、なぜか担当女医以外の、専門外の若い男性医師がふらりと来て、服を脱ぐ段階になっても立ち去らないので、女性医師が叱り飛ばして追い払ってくれたということを、以前TVで語られていました。
小倉さんの場合はドクターセクハラに至らなかったネタとしてTVで一笑に付されましたが、一般の被害女性たちは、話題に出すこともできず泣き寝入りしています。

そしてこれはめずらしいことではなく、ほとんどの被害が明るみに出ていないだけなのです。

なぜならドクターセクハラは、①医療知識の差による上下関係、②証拠を取りにくい密室、③そして「医療行為」として逃げ切ることのできる強者的立場 という三点の加害者優位のもとにおこなわれるからです。

無言の服従や圧倒的な上下関係が構築されやすいスクールセクハラと同様、あるいは「診療の一環」として行為を正当化できるぶん、スクールセクハラ以上に、診療室でのセクハラというのは起こりうる危険性があり、そして発覚しにくいのです。

 

■被害にあわないためには。~女性患者には女性医師を~

性被害に関しては、性悪説で防御していくことが発生を未然に防ぐポイントになります。一人一人が危険を想定し、可能な限り女性患者は女性医師を選択していくことが発生抑止につながります。

例えばイスラム文化では、女性患者は当然のように女性医師が診察します。女子生徒にも女性教師です。イランの都市部には女性のタクシードライバーが多数いるのですが、それは車という密室で、男性ドライバーと2人きりになりたくないという女性も多いからです。性的強弱関係を考慮し、そもそも性犯罪が起こりにくい施策を社会的に実現しているのです。

日本でも女性医師のニーズが増せば、そのぶん女性医師の就業状況も安定しますし、受験で女子学生への減点操作などといった馬鹿げた事件もなくなってゆくのではないでしょうか。

もちろん、医師という仕事にプライドを持ち、誠心誠意、患者の健康のために尽力している男性医師は多数いらっしゃいます。そのような医師がほとんどであると信じたいところですが、女性患者サイドからしてみれば、これから対面する男性医師が女性患者をAV目線で見ている痴漢か、それとも誠実な名医かなど、まったく区別がつかないのです。

 

■被害にあってしまったら。「おかしい?」というグレーゾーンの診療がおこなわれたら

少しでも違和感を覚える診療がおこなわれたら、公的機関に通知してください。
公的機関は、①管轄の保健所窓口 ②管轄の警察 の2つが望ましいです。

お住まいの自治体により、医療機関への苦情・相談窓口は異なりますが、東京都では東京都福祉保健局の「患者の声相談まどぐち」です。

しかし、上記サイト内に掲載された<都保健所医療安全支援センター「患者の声相談窓口」連絡先一覧>以外の地域では、個別に保健所が対応しているところが多いようです。たとえば港区では、みなと保健所の医務薬事係がそれに該当します。

 

実際に窓口の相談担当員に話を聞いてみたところ、セクハラ診療については、相談を受けた事項を医療機関に連絡・確認をすることは可能だそうです。ただし強制力はないので、あくまで「このような意見が届いています」という通知にとどまるとのことでした。匿名での通知も可能です。

そしてこれは現場の窓口担当員からのアドバイスなのですが、「少しでも違和感を覚えたら、セクハラか否かグレーであっても、警察に連絡しておいたほうがよい」そうです。

なぜなら、そのときは事件性があるとはいえない事案であっても、複数の通報があることで犯罪の疑いが増し、捜査につながることもあるからです。
また、あきらかに犯罪性のある診療が通報され、それを医師が否定した場合にも、以前の小さな通報が加害事実の真実性を補強する材料となるからです。

 

被害を受けた直後は、どうしても動揺、不快感情、嫌悪感などが先にたってしまうでしょう。また「この程度でへたに騒ぎ立てて、自意識過剰だと思われたら怖い」という気持ちもあるでしょう。しかし時間が経ってからでも結構ですので、できる限りアクションを起こすことをお薦めします。そのことが、ほかの女性への二次被害を防ぐきっかけになるかもしれません。

 

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