クドカンのドラマのほうがまだ行政よりも進歩的


ざんねんな結果をご紹介しなければなりません。

世界経済フォーラム(WEF)は、男女平等の達成レベルを、経済、教育、政治、健康の4分野から評価した「国際男女格差レポート2014」を発表しました。日本はなんと、142カ国中104位。主要7カ国中最下位です。ちなみに昨年は105位ということです。

104位。先進国として恥ずかしいことではないでしょうか。
ちなみにトップは6年連続でアイスランド。2位がフィンランド、3位がノルウェー、アジアのフィリピンは9位と健闘。

目をそむけず、この現実を直視していただきたいのです。
日本は、女性を対等な人間として尊敬する土壌ができていないと、常日頃感じています。まだまだ、男女が対等なパートナーとはなっていないのです。
赤ちゃんかホステスか、あるいはけなげで優しい花か。そして年齢を重ねれば、今度はその見方が、「包み込んでくれるあたたかいお母さん」へと変化するのでしょうか。
女性である私からすれば、大変窮屈なお話です。

 

「ごめんね青春!」というTBSの秋季連続ドラマをご存じでしょうか。脚本は、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本も務めた、クドカンこと「宮藤官九郎」氏です。
内容は、カトリック系の高偏差値の進学女子校と、仏教系のあまり成績のよろしくない男子校が、経済的な事情から合併の運びとなることから始まります。ケンケンガクガクの話し合いの中、担当教師が提案します。

「とりあえずお試しとして、期間限定で、ひとクラスだけ半数ずつ生徒を交換し、男女共学にしてみませんか」 と。

男子高生たちは、それはもう、ウキウキそわそわ大はしゃぎ。清楚なイメージのカトリック女子校の女子生徒たちは、普段自分たちが口をきくこともできない高嶺の花です。

しかしお試し生徒交換の一日目。女子校側のクラスに入った十名程度の男子たちは、さっそく女子たちの洗礼を受けることに。
「ジロジロ見てんじゃねぇぞ!(バアン!)」(←机をぶったたいた音)
ま、現実もこんなものです。

 

私には、現在の日本の男女共同参画は、会社も組織も行政も、このお試し授業前にウキウキうかれている、男子校生レベルに見えるのですが、いかがでしょうか。
女性の本質を見ようともせず、「形が整った!」と内輪だけでキャッキャと盛り上がり、妄想だけはふくれあがり、無邪気にはしゃいでいるティーンエイジャーの姿に。

いっそ、ジェンダーギャップ指数6年トップのアイスランドと、国会議員の男女半数を交換し、性根を叩き直してもらってきてください……。私は案外、本気でそう思っているのですが。

 

女性も女性で、もっと本音を出し、アグレッシブに意見を言っていかなければなりません。ドラマのように机をぶったたいて咆哮しろとは言いませんが、言いたいことを我慢している女性は、まずは自分の意思を、自分の言葉で発信する訓練を重ねていくことも大切でしょう。
大事なのは、本意をアウトプットすること。そしてその練習を継続していくことです。
表現の強度は、個人の性格や個性にとって無理のないものでよいと思いますが、今の日本の現状を鑑みるに、女性はキツすぎるくらいでちょうどよいのではないでしょうか。

男性は男性で、女に手厳しくされること、自己主張されること、使われることに慣れなければいけないと思います。その必要性は、今回のWEFの「104位」 という数字が痛切にもの語っています。
政策だけの問題ではありません。並行して、抜本的な意識改革が必要です。男女双方にその努力が求められています。

 

まず第一歩。
男性は、「女性は優しくて、会社内の空気を読んでくれて、ギスギスした人間関係をケアし、クッション的な役割をはたしてくれる」 というおめでたい期待を、さっさと捨てることです。二十一世紀にもなって、そんな甘い幻想をいつまでも引きずっているから、日本は104位なのでしょう。

男子校生ではないのですから、いい歳をしたおじさんが、いつまで女に非現実的な甘い夢を見ているんだ……と、わたしなどは苛立たしく思ってしまいます。甘い水にときめいてフラフラするのは、里山のホタルでじゅうぶんでしょう。

「ごめんね青春!」 はまだ放映途中のドラマでありますが、登場人物たちは少しずつ、お仕着せの「男・女」 というフィルターをはずし、人間として対等な目線で心を通わせはじめています。今後の展開に注目したいと思います。

 

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